Gelande Wagen (Type 460/461/463 1979〜)
発売時参考価格(万円):'90年 230GE(622)、'95年 G320(750)、'98年 G320(750)、'98年 G320LONG(850)

G-Class.jpg

Chassis
Data
全長
(mm)
全幅
(mm)
全高
(mm)
ホイール
ベース
(mm)
トレッド
(mm)
サスペンション
形式
重量
(kg)
4040
4490(Long)
1810 1970 2400
2850(Long)
F:1475
R:1475
F:コイルリジット
R:コイルリジット
2120(Cabrio)
〜2280(G320Long)

Engine 230GE 300GE 300GD G320(#1)
(320GE,GL320)
SOHC.直4
2297cc
130ps
SOHC.直6
2960cc
180ps
SOHC.直5
2998cc
105ps
DOHC.直6
3199cc
210ps
G320(#2) G500 G300DT 290GDT
SOHC.V6
3199cc
215ps
SOHC.V8
4965cc
296ps
DOHC.直6
2996cc
177ps
SOHC.直5
2874cc
120ps

 1994年モデルからはラインナップ整理に伴ってGクラスとも呼ばれるようになりましたが、1979年の誕生以来変わることのないゲレンデ・ヴァーゲンの名は今も健在です。MB初のクロス・カントリー4WDとして登場したゲレンデ・ヴァーゲンは、頑丈なクロスメンバーを持つラダーフレームに前後コイルスプリングのリジット・サスペンションを備え、スタンダードな設計でありながら本格的なクロカン車に必要な要素を満たしていました。4WDシステムはパートタイムとされ、最大80%の登坂能力と最深600mmの渡河能力を備えています。

 MBのラインナップの中でも最も寿命の長いゲレンデ・ヴァーゲンですが、90年代には多くのマイナーチェンジが行われており、外装はほとんど変わらないものの内装がセダンなどと同様のデザインになったことで、より洗練されたイメージになりました。1993年にはMBのラインナップ整理に伴ってモデル名が変更。搭載エンジンも一新され、ほかのモデルと同様にDOHCエンジンのラインナップになりました。このモデル名の変更は94年モデルではGLという頭文字でしたが、95年モデル以降はGに再変更されています。そのほか97年モデルからは助手席エアバッグを装備、98年モデルからは新型V6SOHCエンジンの採用に加えて、クリアウインカーやスモーク・テールランプも装備されました。

 ボディスタイルは永らくショートとロングの2種類でしたが、1994年にはショートボディのカブリオレが登場。発売当初は手動式の幌でしたが98年モデルから電動トップになっています。そのほか98年モデルではピックアップボデイも用意されている、直噴ディーゼルエンジン搭載の290GDTが登場。また99年モデルからは新しいSOHC5L.V8エンジンを搭載したG500も登場しました。尚1998年現在、日本仕様はG320とG500のみとなっています。