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サービス料


父親の誕生日、何が欲しいかと訊くと「旨いものが食べたい」というので、銀座にある「壊食みちば」の個室を予約してお昼のコースを戴いてきました。
流石、料理の鉄人 道場六三郎のお店だけあって最初から最後まで全ての料理が美味しい。
一人 6,300円也。
料理の内容からいっても、これだけ名前が売れている上に銀座の中央通沿いという場所も考えると、かなりリーゾナブルな価格設定だと思いました。

でも実は、料理やその値段以上に私が感心したのは、ここのサービスです。
日曜日のお昼ということで満席だったのですが、料理は待たされることなく絶妙のタイミングで運ばれてきますし、体調が今ひとつだった母のために味付けや焼き加減・煮加減のリクエストにも応えてくれました。
お茶やお酒のおかわりに関してもこちらから何か言う前に全て気遣いしてくれます。
6人がそれぞれ別々にオーダーした12通りある料理の選択も、運んでくるときには、一々何も聞かずに注文した本人の前に注文した通りのものが並べられます。席番号があってそれをメモっているのかと思ったのですが、途中家内と母が席を入替わっても間違えることなく運んできましたから、誰が何を頼んだのか覚えているんですね。
帰るときにはエレベーターのところまで見送りに来てくれました。
サービス料というようなものはありませんでしたが、もし取られても何も文句はなかったでしょう。

数日後、今度はフィレンツェ在住の友人が久々に帰国して何故か中華が食べたいというので、家の近くにある前から気になっていた中華料理屋に行ってみました。
小さめなお店で席がちょっと窮屈だったのと、店構えや使っている器の割りにメニューにある料理の値段が少し高かったのですが、味は文句なく美味しかったのでまた来てもいいかなと思っていました。
ところが、会計してみるとサービス料として10%も余計に取られたんです。
どんなお店でもサービス料を置いてくることに慣れてしまった友人にとっては当たり前かも知れませんが、私はどうもすっきりしません。。

同じ中華でも、例えば一流ホテルに入っているようなところは座席の間隔などスペースだけでも贅沢に取ってありますし、スタッフの数も余裕を持たせていて、それなりのサービスを提供してくれますから、サービス料も当然のものだと思います。
でも、ここは店構えもスペースもテーブルや椅子も大衆食堂レベルです。それにサービスなんて何もしてもらってませんが?
仮にメニューにある料金が10%高くても、また来ようと思ったかもしれませんが、こういう納得のいかないことをされるともう二度と行く気になりませんね。



SJではお客様に納得頂けるサービスが提供できているんだろうか?
もう二度と買わないというお客様をつくってしまったことはないだろうか?
「良いものを安く提供するだけなら商売とは言えないぞ」といつも言っていた祖父の言葉を思い出した出来事でした。

by OZW


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