MB-Netは純正・OEMベンツパーツのパイオニア「スピードジャパン」運営によるメルセデスベンツファンのための非公式ウェブサイトです

June Bride


なぜJune Brideなのかということですが、ローマ神話に出てくるJupiterの妻で結婚生活の保護神であるJunoに6月のJuneが由来していることから6月に結婚すると幸せになれるとか、かつてローマでは3〜5月の期間は結婚が禁じられていたからとか、秋の収穫の時期に出産が重ならないようにしていた、などいろいろな説があるようです。
現代では、5、6月は英米諸国では大学などの卒業シーズンにあたり、学生のときからつきあっていた人たちが卒業後の6月ごろに結婚するというのが多いようです。
今回の新婦がまさにそれで、今年イギリスの大学を卒業後に帰国してすぐの結婚式となりました。

新郎は私の教え子、新婦は私が経営していた英会話学校のアメリカ人講師のお嬢さん。
彼らが最初に会ったのは、新郎が大学生だったときにアルバイトで出入りしていた頃といいますから、新婦はまだ中学生だったということになります。
私の知らない間にお付き合いが始まっていたようで、去年の暮れに二人そろって挨拶に来たときには不意打ちを食らった感じでした(笑)

結婚式の会場は、目黒雅叙園。
太宰治の小説『佳日』にも登場する雅叙園は、昭和6年に東京目黒に開業した料亭から始まり、その後すぐに国内最初の総合結婚式場になりました。
廊下の壁面や天井、エレベーターの扉にも螺鈿や漆による装飾が施され、そのどれもが一級の工芸作品です。
宿泊施設としても全てのお部屋が和室を中心とした80平米以上のスイートということもあって、海外からの来賓の方々には一番喜んでもらえる式場ではないでしょうか。
実際彼らがここを会場としたのも臨席者の半分近くが海外からだったからのようです。




これは一階のトイレ入口。
中に入ると朱色の橋があってその先に一つ一つがちょっとしたお部屋と言っていいくらいの個室が並んでいます。
海外組みには大受けだったようで、披露宴後は式のことよりこの厠の話で盛り上がっていました。


By OZW


<-Previous Page        Next Page->

↑ PAGE TOP