まだ若かりしころ、とあるディーラーにメカニックとして就職しました。
会社から工具の支給は無いので、自分で揃えなければなりません。
どこで揃えたらいいの？？
先輩に聞いてみると「工具屋が売りにくるよ。」とのことでした。

売りにくる工具屋とは「Snap-on」でした。
今でこそ、街の工具屋さんやカーショップ、ハンズ、ホームセンターなどでも売られていますが、当時は店舗で販売をしているところが非常に少くなく、売っていても高額。。。
なかなか手に入らない憧れの工具って感じでしたね。

少ない給料の半分以上を工具代にあてていたような気がします。
半分は工具収集が趣味みたいなもんで、わくわくしながら揃えていました。

そうして揃えた工具も、大多数はメカニックを卒業したときに処分をしていましたが、手元に残しておいた内の一つがこちらのラチェットドライバーとビットのセット。
ごらんのとおりのグリップ形状なので力がしっかり掛かってくれるんです。
錆び付いたナンバープレートのボルトを緩めたり閉めたりで、なめたことは一度もありませんでした。

しかし大活躍をしたのは雪山でした。
スノーボードのビンディング調整用として大活躍。
雪山の友です^^;

オン、オフ問わず重宝するドライバーでした。

By Muko