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DIS ( BMW専用テスター )


工場の入庫は面白いもので、普段はどちらかというとメルセデスのほうが多いのですが、BMWが続くときは連続して修理依頼がきます。工場がBMWだけになることもある位です。

最近はBMWのお客様も増えてきてメルセデスからの乗り換えをする方もいます。
入庫予約の電話が来てメルセデスと思って話しているとなんかズレが、、、。「乗り換えました」という話をここしばらくよく耳にします。
もちろん124を買ったのではじめに見てもらいたいというお客様もまだまだいることにうれしくも思います。

BMWの修理が多くなると必要となってくるのがDIS。メルセデスでいうDASです。
汎用のテスターと違ってユニットのプログラミング、エンジン内部の状況もエンジンによってはこのテスターでわかります。
エンジンをはじめA/T、装備品までも診断ができます。
これがあるとないとでは作業効率が大きく違ってくるのは当然として、もはやこれ無しではBMWの故障診断そのものが出来なくなってきていると言っても過言ではありません。

もっとも、テスターはテスター。万能ではありません。これさえあれば誰でも故障診断が一発というほど簡単なものではありません。

一般の整備工場でこれを持っているところはまだまだ少ないせいか、どこで聞いたのか初めてこれを導入した見ず知らずの工場さんから、使い方を教えてくれないかなんて電話があったりするのですが、トラブル内容を聞くと正直テスター以前の問題じゃないかと思うこともしばしばあります。

技術も経験も豊富なメカニックは、得てして最新テスターに無頓着過ぎて時代に取り残されます。
反対に技術も経験知識も乏しいメカニックは、テスターにばかり頼りすぎてメカニックの本質を忘れがちになります。
メカニックは知識と経験に裏打された技術が基本、その上に最新の装備にも対応できるようにテスターの使い方なども含め日々の勉強が大切だと(反省の意味も込めて)そう思います。

ちなみに、私なら付き合いのない業者さんに何かお願いするときには、いきなり電話一本で済まそうなんて思わないですよ。
菓子折りのひとつでも持って直接お願いにいきますけどね。
あっ、菓子折り持ってこいなんて言うつもりは全然ないですよ。
どっちかというと甘いのより辛いのの方がいいです(冗談です(笑))


by shibata



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