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相続

 
北朝鮮のように統治者の地位が相続されていくのは民主的ではないと多くの人は考えるでしょう。
かつての日本のように武士の子は武士に農民の子は農民にという身分制度も今の世では受け入れられないというのも世界的な共通認識になりつつあるはずです。

それなのに現代社会の絶対的権力になり得る莫大な資産というものは、無条件に子に相続されていってもそれを不合理と感じるひとは世界的にはまだ少ないようです。

スイスなどでは相続税そのものが存在しませんし、中東や南米の多くの国、それに中国も贈与税、相続税ともに税率はゼロです。
また、近年カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、スウェーデン、イタリア、マレーシア、シンガポール、香港でも次々と相続税が廃止されています。



サウジアラビアの大富豪の息子のコレクションだそうです。
親はあまり車に興味はなく、21歳の大学生の息子が親の金を使って世界中から集めてきて悦に入っているようです。
Ferrari 5台、Porsches 5台、Lamborghini 3台、Rolls Royce 2台、McLaren Mercedes など合計30台。
来年の22歳の誕生日には、Koenigsegg Agera と Bugatti Veyron がコレクションに加わるそうです。

日本ならこんな放蕩息子は完全にバカ扱いされるでしょうが、他の国々ではそうでもないようです。

今や日本は三代相続でゼロになるといわれるほどの世界有数の高相続課税国家となっていますが、半分は頑張ったご褒美として相続を認め、残り半分は特権を相続させないという基本的な考え方は多くの日本人に受け入れられているように思います。
とすれば、思想的には封建社会からの脱却がもっとも進んだ国といえるのかも知れません。


By OZW



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