MB-Netは純正・OEMベンツパーツのパイオニア「スピードジャパン」運営によるメルセデスベンツファンのための非公式ウェブサイトです

260E A/Tオーバーホール奮闘記-11


いよいよ組み立てに入ります。
まずは、オイルポンプ部周辺からやり始めました。
図の赤で囲った部分です。

下準備として、ディスクはATFに漬け込んでおきます。
オイルポンプ内のギヤ(ポンプ)等は、清掃して元通り組み付けます。
本来ですと磨耗とかの計測をして、規定値内なら再使用可となるのですが、よほどのことがない限り大丈夫ということで、清掃してそのまま組み付けました。
図左上の□のなかの部品です。




今回、破損していたのは、80番のリテーナー。
赤矢印の部分です。
この部分は、スプリングを入れて、リテーナーを置いてCリングで固定するだけです。
その上の白く見えているのが、テフロンシール。
A/Tオーバーホールキットに入っている部品ですが、品番や番号があるわけではないので、現物合わせで同じ大きさの物を交換していきます。
ここには写っていませんが、ゴム製のシールリングも同様です。

いきなり、ディスクサーポートK1(140)と、リバースピストン(60)が、ドッキングした写真になってしましましたが、その前に、ディスクサーポートK1(140)に、インナーディスク(200)と、アウターディスク(210)金属のプレート。他色々を組込まなくてはいけません。
図解の通り順番に入れていけば良いのですが、シールも有り、ちょっと苦戦しました。



青矢印部分ですが、規定のクリアランスがあります。
0.7mm 〜1.3mm のようです。
規定値外なら、アウターディスク(210)で調整します。
アウターディスク(210)は、EPC上では4種類あります。
厚みが異なり、2.0mm 3.0mm 3.5mm 4.0mm とあります。
私の場合は、現車のアウターディスク(210)を再使用し、1.1mm と規定値内に収まりました。
ここはATFに漬かっていますし、金属製ですのであまり磨り減らないようですね。

リバースピストン(60)と、オイルポンプ(30)のドッキングは、ちょっとコツがあります。
シールがめくれない様にうまく挿入しないといけません。
ここは、皆口氏に見てもらっていたのですが、私のあまりの下手さに耐えかね、ちょっとかしみろ!っと、組み付けしてもらいました!。
説明を受けたのですが、やはり、頭で理解しても、それが出来るほど甘くはないな〜。と痛感しました・・・。


By もっくん



<-Previous Page        Next Page->

↑ PAGE TOP