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260E A/Tオーバーホール奮闘記-22 最終回


ATFを規定量まで入れました。(冷間時なので気持ち少なめ)
いよいよ、ブレーキを踏み、パーキングからリバースへ。

そういえば、エンジンキーをONにした時に金属音がしました。「カチッ」て感じの音でした。
後で分かったのですが、パーキング時、バルブボディーより金属の棒が飛び出てロックする機構となっているようで、それが作動した音だったようです。

ブレーキを放す瞬間、不安と期待と今までのことが思い出されました。

さ〜どうでしょう!!
クリープ状態で、リアタイヤが回転しています!
異音もありません。きちんとつながっているようです。

ニュートラル、ジャッキアップ状態では、ニュートラルでもリアタイヤが回転していました。
少しアクセルを煽っても回転は一定です。

次、ドライブ
多少のシフトショックがありましたが、(オーバーホール前とは比べ物にならない位、極小ショックですが!)こちらも異音もなく、きちんとつながっている様子。
少しアクセルを煽ってみると、勢い良くリアタイヤが回ります。

ここで、ABSランプが点等! 
一瞬焦りましたが、フロントタイヤが停止状態なので、誤作動をおこしていると思われます。

一通り、ギヤをシフトした後、ATFを確認、下回りのオイル漏れがないかも確認。
問題なさそうです。

速攻で、ジャッキから車を下ろし、いざ試走へ!!
まず、前進! 屋上駐車場を2〜3周回る。なんか車が軽い!そんな印象です。
そして、リバースに。気持ちよくバックしていきます。

路上に出てドライブ!
おおっ〜感激! シフトショックはほとんどなく、気持ちよく変速していきます。
明らかに車が軽い。出だしも良くなっている。

そのまま高速へ。
以前100km/hで、3100回転ぐらいだったのが、2900回転をちょっと下回る回転に。
リバースピストンのスプリングリテーナー破損でバック出来なくなったのが今回オーバーホールするきっかけとなったのですが、各部ですべりが出ていたのが良く分かります。
実際にリバースのディスクは、磨り減っていましたし、K1 K2 のディスクは溝はあたものの、磨耗していたのでしょう。

実にすばらしいです。大成功です!!

今回の、オートマオーバーホールを振り返ると、えちごや 皆口氏のご協力なしには、成し得なかったと思います。
正直とても一人では組み上げることはできなかったと思います。
各部のクリアランスやノウハウがなければ難しいでしょう。
皆口さんありがとうございます!!

肝心なところの写真が撮れなかったり、もっとデーターを残しておきたかったんですが、作業に没頭してなかなか上手く掲載することができませんでした。すいません・・・。
あと、2〜3回やれば、かなり覚える事ができるし、写真とかもうまく取れるような気がします・・・。

いろいろと勉強になったし、さらにW124の深みにはまってしまったようです。


By もっくん



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