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盗難車


日本で盗まれた日本車の多くはバラバラにされ、主にタイやミャンマーに部品として輸出された後、そこでまた組み立てられて世界中に輸出されるているようです。
他に、シンガポールからニュージーランドへ渡るルート、ドバイを経由して欧州やアフリカ、南米など世界各国へ送られるルートなどもあるようです。

ドバイは車両の新規登録が非常に簡単で、輸入した盗難車を新規登録して再輸出しやすいこともあって、日本に入ってくる盗難車はこのルートが多いと聞きます。

盗難車に関して今は日本に輸入されるものより、日本から輸出される車両の方が圧倒的に多く、多額の貿易黒字?状態ですが、バブルの頃にはもしかすると逆転していたかもしれません。

というのも、バブル期に日本に輸入された並行車、特にフェラーリなどの超高額車両はかなりの確率で盗難車データベースにヒットしてしまいます。
数年前からこういった情報は世界中のディーラーで共有するようになっていて、EPC(パーツカタログ)やベンツなどでは DAS(テスター)の中にもデータが納められるようになっています。

そんなわけで、当社から車体番号を添えて部品の在庫確認などメーカーやディーラーに依頼したときに盗難車だと発覚するケースがときどきあって、部品供給してもらえないことがあります。

バブル期の並行フェラーリの部品の問い合わせでこれに当てはまるケースってどれくらいだと思いますか?

実はコンマ数%なんてレベルではありません。
桁が違います。
それくらい多いんです。

オーナーさんには過失はなく日本では適法に登録されているこが多いので、そういう場合、SJでは部品の手配はなんとかしますが、この時期の並行輸入車を購入されるときには車体番号をディーラーに確認してもらったほうがいいかもしれません。


By OZW



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