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パッドセンサー

 
ブレーキパッドが減って使用限界近くになると警告灯を点灯させる単純なセンサーですが、この部品も時代を反映して変化してきています。

ベンツだとR129の前期あたりまでは4輪全部に一つずつ付けられていましたが、それ以降はコストダウンの関係だと思いますが、前後片側合計2個だけの装着になりました。

作りに関しても変わってきています。
一昔前まではセンサー先端の絶縁部が削れると銅線が出てきてローターと接触しアースが流れることによって警告灯が点くものでした。
これだと絶縁されていれば警告は点かないわけですから、削れてしまったセンサーを再使用しても、あるいはもっと極端なことをいえばセンサーを取り外してしまっても警告灯を消すことが出来てしまいます。

で、実際にそういう不心得な整備をしてしまって、必要な時に警告が出ないなんてことが頻発したのでしょうね、今ではセンサー先端が削れて断線すると警告が表示される仕組みのものが主流になっています。




これなんかがそうですが、線が2本出ていますよね。
銅線むき出しみたいに見えますが、ちゃんと被覆コートされています。

昔はアースだけでよかったので1本でした。
本当は線が1本で済むほうが作りとしては合理的なんですけどね。
それにインチキ整備の防止のために2本タイプのものにしたって、適当に直結させてしまえば警告灯は消せるわけですからあんまり意味はないような気がします。

いずれにせよ、たかだか数百円のパーツなんですしパッドと同時交換部品と考えて頂ければと思います。


By OZW



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