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オプション

 
見かけ上の車両価格を出来るだけ安くするために、最初から普通付いているでしょう!というものまでオプション扱いにするのは、国産車ではよくある手法です。
逆に日本の輸入車ディーラーの多くでは、こんなの要らないのに!というものまで取り付けてしまって、いわゆるフルオプション仕様で販売してしまうことがあります。

でも、いくらフルオプションだといっても、さすがにこれは最初からは付けられないよね!というような、かなりマニアックなオプション品もあります。

最近気になったのは、ポルシェの930、964、993 カブリオレ用のハードトップとドアミラーカバーです。




先ずは、ファクトリーオプションだったハードトップ。
これ、ソフトトップを骨組ごと全部取っ払ってしまわないと被せられないものでした。
もちろん、このハードトップ自体は簡単に脱着可能なのですが、外したトップは当然トランクなんかに入るわけがないので、ガレージなどに置いておくしかありません。
つまり、出先で脱着は出来ないわけで、一旦ハードトップを外したらガレージに帰ってくるまで完全にオープン状態で、途中で雨でも降ろうものなら傘でも差すしか手がありません。
カブリオレは飽きちゃったからクーペにしちゃおうかなと思うひとはそこそこいるかもしれませんが、ファクトリーオプションということは新車時に注文ということですからね。
新車でカブリオレを注文しておいて、そのソフトトップを取り払ってこのハードトップを取り付けるってのはかなり限られたひとしかやらないですよね。
事実、最後までその存在すらほとんど知られることなく製造中止となってしまいました。




ハードトップに比べれば全然かわいいのですが、このミラーカバーもよく分りません。
確かに、今時の車にもドアミラーカバーというのはアクセサリー用品の中では定番の商品です。
多くはカーボンシートだったりプラスチック製のカバーを被せるもので、見た目のドレスアップアイテムです。
でも、ポルシェのこれは飛び石の保護や虫の付着を防ぐための機能部品として売られていたそうです。
飛び石は分らなくもないですが、虫の付着は本革製のこのカバーの方が洗うのが大変だと思うんですけどね。

でも、この写真を細君に見せたら、冬にする耳あてみたいで可愛い!という反応でした。
いわれてみれば、雪道でこれを付けて走っていたらちょっとお洒落かもしれません。
純正品は製造中止ですが、似たような社外品ならまだあちこちで売られているようです。


By OZW



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