BMW、ベンツ、ポルシェ、VW、どれも時間が経ってパーツが欠品になり始めた場合、日本はもちろん意外にもドイツ本国でも早々に納期未定状態になってしまいます。
そんなとき頼りになるのが米国在庫です。
ものによっては、ドイツ欠品になってから数か月は米国経由で入手可能だったりします。
ただ、米国には右ハンドル専用部品は一切ありません。

ウインドウスイッチをはじめ、各種内装パーツや、サスペンションアーム、ECUなど同じ車種でも右ハンドルと左ハンドルではそれぞれ異なる部品を使用していることがよくあります。
また、ヘッドライトなどは右ハンドルというより左側通行用ということなのですが、これも米国経由では取れませんので、別の国を探すことになります。

世界的にみると左側通行の国はやはり少数派です。
この地図の青と水色のところだけです。
イギリス本国と香港などの旧イギリス領、それにイギリス連邦加盟国(オーストラリア・ニュージーランド・インド・パキスタン・マレーシア・ブルネイ・シンガポール・ケニア・南アフリカ・キプロス・マルタ・ジャマイカ・ガイアナ・バハマなど)以外は、日本・タイ・インドネシア・スリナム・モザンビーク・東ティモール・マカオくらいです。

オーストラリア・ニュージーランド、マレーシアは本国より先に欠品になりますし、香港、シンガポールは純正部品に関しては、もともと中継基地でしかなかったので、独自に在庫を持っているわけではなく、欠品になるタイミングは本国とほぼ同時です。

で、結局当てになるのはイギリス本国ということになるのですが、これが当てになったりならなかったり・・・

それでも、無いと言われたものをあちこち探して見つけ出すのは結構楽しい作業だったりします。

By OZW