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今どきの運転免許事情

 
夏休み最後の金曜日、長男が普通免許を取ってきました。

16歳のときNZで免許は取得していたのですが、18歳未満の免許はジュネーヴ交通条約の対象外ということで日本では一からやり直しでした。

一応運転経験はあるのだからということで、試験場でのいわゆる一発合格を狙ったのですが、なかなか厳しかったようです。
仮免は3度目でようやく合格、本免も最初は不合格で、結局仮免本免合わせて5回も試験場に通うことになりました。
私の知る限り日本の一発試験の合格基準は世界で最も厳しいような気がします。

ところが、昨夜はじめて息子に運転させて近くに買い物に行ったときです。
同じ左側通行のNZで2年近くの運転経験があるせいか途中は横に乗っていてもそれほど怖くはありませんでしたが、ショッピングセンターの駐車場に着いてからがもうびっくりです。
バックで枠内に入れられないのです。
それが線をちょっとはみ出るという程度ではなくて何度切りかえしても車半分くらいズレてて、もう大笑いです。

NZでは前から突っ込んで停めたことしかないというのは想定していましたが、仮免の試験項目じゃなかったのか?と訊くと、なんと今は縦列駐車も車庫入れも仮免では一切なく、そもそもギアをリバースに入れることがないんだとか!
それじゃあ本免は?というと、縦列駐車はやるときはあるけれど、車庫入れは無し。
たまに方向転換といって車庫入れぽいことはやらされることはあっても、きちんと枠内に入れる必要はないようです。
実際息子の本免試験では2回とも車庫入れに関しては方向転換さえもなかったそうです。

小学生の算数で円周率を3.14じゃなくて、3にしちゃったり、小数の計算を「電卓を使って計算してみましょう」なんて問題が教科書になっている時代ですから、車も「自動運転機能を使って駐車してみましょう」なんてことになってるのでしょうか。

それにしても、スピードジャパン立ち上げのときにはまだ幼稚園の年中さんだったのに車を運転するようになるとは、月日の経つのは早いものです。
設立時はベンチャーといわれたSJも既に老舗の仲間入りです。


By OZW



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