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クルマ道楽に必要なもの

 
「一番の趣味はクルマです」
という人たちでも、その楽しみ方は千差万別です。

ドライブでもゆっくり流す人もいれば、とにかく一台でも前に出ないと気が済まないひと。
弄るひとでもオリジナルに拘る人から、とことんチューニングしたがる人やガレージで眺めているだけで満足する人もいます。

そういえば、964リフレッシュ企画を連載中のF-ROADですが、紙面に登場するスーパーカーオーナーの半分はメカニカルなことに興味を持っているようですが、半分は自分の車が何気筒かさえ知らずに乗っているそうです。

ひとの趣味なんだから、楽しければそれでよくて、別にメカニカルな部分なんて知る必要もないのですが、壊れた状態のクルマに乗って、そういうクルマだと思いこんでしまうのは不幸かもしれません。

例えば、この雑誌でも連載したテスタロッサですが、手に入れて初めて乗ったときは、曲がらない、止まらない、真っすぐさえ走らない状態で、正直こんなクルマ要らないと思いました。
ところが、ブレーキオーバーホールして、サスペンションはブッシュ類も含め全部交換したら、それはもう全然別の楽しいクルマになっていました。

最近、新車時からずっとヤナセ整備のW124 500Eを借りて乗ったのですが、これがちっともよくありません。
2速発進ということもあって、普通にアクセルを踏むと遅すぎると感じてしまうのは仕方ないとしても、高速のレーンチェンジが何かしっくりきません。




整備は行き届いているはずなのですが、多分、ステアリングギアボックスの例のジョイント部分までは手が入っていないようです。

ワゴンや3.4AMGなど他にW124を3台所有しているこのオーナー、一番要らないクルマがこの500Eだと言います。

その判断、ギアボックスをオーバーホールするまで待った方がいいと伝えましたが、やはりこの手のクルマを楽しむにはメカニカルな知識もそれなりに必要ではないかと思った出来事でした。


By OZW



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