今年もいろいろありました。
自動車業界でいえば、国内の新車販売台数は国産輸入車とも去年を上回りましたが、中古車販売台数は対前年比マイナス成長でした。

車の寿命が延びたことに加え、メーカー自体が、車全体の交換を提唱していること、省燃費、ハイブリッド、電気自動車、軽自動車が主流のなかで、自動車を所有することに意義を見出し、修理して長く乗っていくということが、一部の趣味性の高い分野を除き、例外的、少数派になりつつあるようです。

そういう環境にあって、輸入車部品業界の中で、個人レベルのところは分りませんが、企業としては唯一当社だけが対前年比プラス成長をさせて頂きました。

粗悪なコピー商品や低品質な社外品などの商品を取り扱わず、より良い品質のものを、適価、良いサービスで提供し続けてきたことによりお客様の信頼を得られた結果ではないかと勝手ながらに思っています。

これまでにも何度も書かせて頂きましたが、次々に新車に乗り換えていくことはエコとは真逆のことです。

今や８０年代・９０年代のクルマは、お金持ちか相当の覚悟のあるひとでないと維持出来ないクルマになっていますが、過剰品質で５０年持つような当時のクルマは今後はもう造られることはないでしょう。

私たちは、こういう趣味性の高いクルマをずっと気持よく乗っていたいと思っていらっしゃるオーナーの皆様を、応援し続けたいと思います。

明日12月28日から年明け1月4日までお休み致します。
この間ご不便をおかけしますが、来年もどうぞよろしくお願い致します。

株式会社スピードジャパン
代表取締役 小澤 一彰