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W126というクルマ

 
はじめてW126に乗ったのは、大学生のときでした。
とある御嬢さんのホームパーティーに友人たちと一緒に招かれたとき、最寄駅まで彼女のお父様が迎えに来て下さったのが、このクルマでした。
ドアの閉まる音と後部座席がリクライニングするのに魂消たことははっきり憶えていますが、欲しいとは全く思いませんでした。

その後、300SEから560SEL、ストレッチされた1000SEL? や防弾仕様のものまでいろいろ運転する機会があって、その度に良く出来たクルマだとは思いましたが、どれも所有したいと思ったことはありませんし、ここ数年は助手席にすら乗る機会もありませんでした。




それが、後先考えずほとんど衝動買いのように今回購入してしまった理由は、多分「洗脳」です(笑)

実は、ここ数年自動車評論家やライターの方々と、「ベスト・オブ・メルセデス」を一台選ぶとしたら何か
というお話をすると、W124と同等かもしかするとそれ以上にW126を推すひとが多かったんです。

中でも、この時代のメルセデスの日本向け取説の制作を請け負っていたことでも有名なライターの半谷さんからは、

「W126はどれにせよ、手の掛け方が他の車種とは次元が違いますよ。当時このクルマが高いなんて言ってたひともいますが、造りを見れば全然高くないことが分かります。むしろ今どきの車のほうがボッタクリです。」
「自分で運転するなら、ショートボディーが楽しいですよ。」
「出来ればシートはファブリック、小柄な日本人はこのほうが滑らなくて疲れません。」
「少なくとも外見はフルノーマルで綺麗にして乗っていたら、今となってはむしろ凄く格好いいと思いません?」
「ずばり、W126なら 500SEでしょう。」

ということを、お会いする度に刷り込まれていました。

この状況で目の前にまさにそのクルマがあれば手に入れるしかないでしょう。

車検が切れているので、乗れるのは早くて来週末以降です。
そこで「騙された」と思うのか(笑)、「買ってよかった」と思うかは自分でも楽しみです。



By OZW



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