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W126 500SE 冷間時始動不良2

 
お取引いただいている整備工場のみな様からは
「そんな当てずっぽうは止めて、先ずは燃圧を計ってもらいなよ」
という声が聞こえてきそうですが、もう少し遊んでみようと思います。

フューエルポンプリレーの次にお気軽に交換できそうなパーツといえば、水温センサーでしょうか。
値段が数千円ですから、外れても諦められる金額です。

でも、冷間時始動不良というだけでは、可能性のある原因はあまりに多すぎるので、先ずは症状とそれが出現する状況を特定することにしました。

冷間時の始動に難があるわけですが、冷間時でない場合はどうなのか。
暖気完了後すぐのエンジン再始動は全く問題ありません。
15分後もOK。
30分後に再始動してみると、ちょっとかかりにくい感じです。
その後またしばらく走行してから、今度は45分後にトライしてみると、もうダメです。
このとき水温はまだ下がり切ってはおらず、エンジンルーム内は結構温かい状態でした。

もしかして、「冷間時」というわけではないのかも。
翌日朝一番でエンジンスタート。当然なかなかかかりません。
かかったところで、すぐにイグニッションOFF。
その後すぐかけると一発でかかります。
ここでまたすぐに切って、今度は15分後にかけてみると、冷間時なのに問題なくかかります。
45分後ではアウトでした。

このことから、どうやら水温は関係なさそうです。

エンジン切った後に燃圧が保持出来ていないためかかりにくくなっている可能性が一番高そうです。
そうなら、システムのどこかから圧力が漏れていることになります。





一番怪しいのが、この二つ。

上がフューエルデスビの横に付いているフューエルプレッシャーレギュレーター。
下がフューエルポンプの横に付いているフューエルアキュームレーター。

整備記録簿を見るとフューエルポンプは2個とも交換済みでまだ2,000Kmくらいしか走行していないようですが、アキュームレーターは未交換なので、悪くなくても今のうちに交換しておいても損にはならなさそうです。
値段もプレッシャーレギュレーターの半分だし、次はこいつを交換ですね。


By OZW



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