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好きと嫌いは雲泥万里

 
やらかしてくれていたリアハブベアリングも交換し、リアの不快なシミーも消え、デフ交換とエンジンのファインチューンで気持ちよく帰り道を走っていたW126 500SE なんですが、高速域になると時々フロントタイヤのバランスが取れていないような振動が発生します。
このクルマを持って行ったときにもこの振動はあったのですが、リアの振動のほうが大きかったのでフロント側はあまり気にしていませんでした。
それに、同じ速度域でも出たり出なかったり。
でも、発生する場合にはその速度域は一定ですし、振動パターンは明らかにタイヤバランスが取れていないときのものです。

今年初めに、これも出張でタイヤ交換とバランス取ってもらっているので、またウエイトが飛んじゃってるのかもしれません。
帰ったらまたGUN AUTO TRADE行かなきゃ


翌日、GUNさんのところに寄る前に所沢のセルフスタンドでガソリン入れていると
「スピードジャパンのOZWさんですよね?」
と見知らぬ方から声をかけられました。

W124 E60 AMG乗りの当社のお客様でした。
GUNさんとの約束の時間までまだ少しありましたし、すぐ近くのガレージに泊めているということでしたので、ちょっとだけ見せて頂くことに。




お客様のW124 E60 AMGです。




手に入れられてから10年、当社の部品を使って (ここ重要ね) しっかり整備されています。




私のとは違って、清く正しく美しいオリジナルです。




そこは秘密基地といった感じで、色んな車のオーナーさんがそれぞれのガレージを借りているようで、他の車庫には、こんなクルマも入ってました。




このあとGUNさんのところへ行き、例のフランジプレートによるホイールバランスをお願いしました。




四半世紀の間、一度も洗われていないんじゃないかというくらい真っ黒なホイール裏の状態です。




「汚れはいいんだけど、これ酷いよ」とGUNさんが指差したのは
汚れに埋没しかけているはるか昔に付けられたと思われるウエイトと、それよりはまだ新しそうなウエイト、さらに今年はじめに付けた、少なくとも合計3種類はあった重りの数々です。
つまり、これまでの歴代のバランス取った業者が前のウエイトを取らずにそのまま重りを注ぎ足していったということです。
中には、180度対称の位置に同じくらいの重りが付けられたりしていて、もう滅茶苦茶です。
バランサーで測れば辻褄は合っているのかもしれませんが、こんな状態では変な振動が出るのは当たり前でしょう。




それに引き替えGUNさんのところの仕事の丁寧だこと。
クルマが好きでやっているのと、嫌々やっているのとでは当たり前ですがその結果は天地の差がありますね。

はい、今回も見事に嫌な振動は解消されました。


By OZW



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