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AT サブポンプ


一宮に出張したとき、いつものようにえちごやさんに寄ると、奥のエンジンやATの組立部屋で見慣れないパーツのOH作業中でした。

R107 450SL ATのサブポンプです。
これ、何をするパーツか分かりますか?




この部分に付きます。




ATの後ろのほうです。

何とこのポンプ、押し掛け時にクランクと直結させるためのパーツでした。
はい、この時代のメルセデスはATでもバッテリー上がってしまったときなどに押し掛けでエンジンかけられたんです。

当時の取説には、ニュートラル位置にして60km/hまで牽引してもらって、そこから一気に2速に落とせ、とあります。

皆口さん、実際にやってみたことがあるそうです。
エンジンかかっていない状態で、牽引で60km/hまで、というのは流石にちょっと怖かったということで、40km/hちょっとでつないでみたらちゃんと掛かったそうです。

このパーツ、W201やW126の一部にもついているようで、調べたら私のW126 500SE にも付いていました!

60km/hの牽引なんて考えるより、ブースターケーブルを積んでおくほうが遥かに現実的ですけどね。
実際、このあと初期のW124などでは、この部分はメクラ蓋になり、その後完全になくってしまっています。


By OZW



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