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マイバッハレベル その1

 
私の60に乗った 500Eのお客様が
「この60、音がマイバッハレベルなんだけど、どうして?」

私はマイバッハには乗ったことがないので、よく分かりませんが、どうやらドアノブを引くときの感触、ドアの開閉音、ロードノイズのレベルがマイバッハと同じなんだとか。

このブログの「次期車輛復活計画」の15〜28にかけて紹介した防音・制振対策の効果だと説明すると、是非同じ施工をして欲しいというご依頼があり、作業させて頂くことになりました。





今回使用するマテリアルです。
材料代だけで10万円ほどしますので、そんなにお気軽な作業ってわけではありません。

私の60レベルまで作業するとなると、トランク内はガソリンタンクまで外し、ダッシュボードはエバポ交換と同様な作業になります。
さらに、室内はシート全部外し、全てのドアの内張りを取り、A,B,Cピラーに天井、下回りはマフラーもペラシャも取り払って防音処理となりますから、全部で50万円くらいになってしまいます。

ダッシュボード内はエバポを交換するとき、天井は張り直す時ついでにやれば大幅に工賃は節約できますので、今回はボディー下回りと床全面、トランク内とドア4枚、ダッシュボード内は外さず処理できるところまでやることにします。
これだけでも、劇的にW124が超高級セダン化します。

これから何回かに分けて(ちょっと愚痴を交えながら)作業の様子を紹介していきたいと思います。




ドアミラーのインナートリムから外しにかかったのですが、前に誰かが爪を折ってしまったのでしょう、ブチルテープでベタベタになっています。
これはそんなに高くないので新品に交換しましょう。




ドアにあるシートスイッチの爪も折られてしまっていました。
ここは何とか修正します。

フロントドア左右のウインドーレギュレーターは最近とある業者さんで交換してもらったということですので、その時なのかな?
でも、古いクルマの爪は折れやすくなってしまっていますし、それにもっと前の作業で折ってしまっていたのかもしれませんから、この部分はこれ以上突っ込みません。




リアの内張りは一度も外された様子はありませんでした。
なので、爪は全部大丈夫だったのですが、ウインドウレギュレーターのワイヤーが伸びきってしまっていました。
もういつ外れてもおかしくない状況です。




新品のウインドレギュレーターです。
弓矢の弦のようにピンと張っています。

これ、ただ取って新品に付けかえるだけでは、高級セダン化にはなりません。
このお話は次回に。


By OZW



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