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W124 E500 整備 その2

 
何かトラブルがあって入庫すると、ぴったりその症状が治まってしまうのはよくあることです。
このクルマもDASで診ても、実走行で実測値を検証してみてもどこも悪くありません。

始動性は問題なくて、10分くらいするとアイドル不調になるということから、デスビの結露かとも思ったのですが、ずっと室内保管ですし、4年前にデスキャップ、ローターとも交換済みです。




始動後 10分くらいして吹けなくなる原因として考えられるのは、パージバルブも有力候補です。
キャニスターフィルターの活性炭が中に詰まってだんだんガソリンが吸えなくなっていくことがあります。
この車は問題はなさそうでした。




デスビキャップ開けてみたら、あらびっくり。
結構な結露が見られます。
入庫後もずっと室内保管でしたし、このところずっと空気も乾燥していたはずなのにこの状態です。

もっともこの程度の結露なら何の症状も出ないのですが、これがもっと酷くなったときの典型的な症状は、こんな感じです。

・久しぶりにエンジンを始動したときに発生する。

・最初は年に数回だが、だんだん発生頻度があがっていく。

・最初の始動は全く問題ないが、10分ほどするとアイドリング不調となって今にも止まりそうになる。

・一度止まってしまうと再始動は出来ない。

・30分か1時間ほどして再始動すると、その後は何事もなかったようにスムースに走る。

・アイドリング不調になるとアクセルを踏んでも全く吹けなくなるが、1,500rpm以上まで回せばそれなりにエンジン回転は上がる。


これに交換でとりあえずこの問題は解決しそうです。



By OZW






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