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エンジンマウント


ベンツのエンジンマウントって一部車種を除いてほとんどがオイル封入式です。

過去に何度かこの話題は取り上げていて、社外品にはオイルが入っていなかったりしたのですが、最近ではコピー商品でさえオイル封入式になっているものもあるようです。

このオイル、主にアイドリング時の振動を抑える働きをしています。

エンジン振動を抑えるようエンジンマウントの剛性をあげると、低周波域の振動が抑えられて、乗り心地は良くなりますが、しかし逆に、高周波数域の振動が増えて、アイドル振動、加速時の振動騒音が悪化します。

そこで,マウントの剛性をあげつつ中にオイルを封入して高周波域の振動も同時に抑えちゃおうてのが、オイル封入式エンジンマウントってわけです。

当然のことながら、純正・純正OEMは、オイルが入っているチャンバーの形状やオイルの粘度も全て計算されて作られているわけで、何でもいいから中にオイル封入しておけばいいって訳ではありません。
コピー商品がどこまで正確にコピー出来ているかは分かりませんが、少なくともすぐにオイルが漏れてきてしまうという話しはよく耳にします。
車は動けばなんでもいいというひとなら、むしろ、激安な社外品のほうがゴムだけのソリッド構造なのでまだマシかもしれません。

でも、エンジンマウントは、ただ快適性を担保するだけの部品ではありません。
エンジンのトルク反力や路面からの入力などによるエンジンの移動変位を規制して操縦安定性を確保している大切なパーツです。

安ければ何でもいいということでしたら、根本的に乗る車自体を考え直されたほうがいいと私は思います。


By OZW






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