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スペアキーと尾張文化


私がW126 500SEで使っているキーレスと同じものが欲しいと言われまして、お取り寄せました。

キーレス自体は使い勝手も耐久性も取付けも問題ないのですが、キーレスに取り付けるスペアキーがちょっと面倒です。
ブランクキーはキーレスのセットに付いてくるのですが、それを彫ってくれるところが地方だとなかなかなかったりするわけです。

私が自分の分を作った時は、都内のチェーン店でお値打ちに作れたのですが、一宮のほうでも作れるところは見つけておいたほうがいいだろう、ということで探してみました。




以前うちのスタッフが行ったという一宮駅近くの金物屋さんに行ってみると、シャッター通りと化した商店街の中で、ここはまだ営業してました。
ここから車で10分以内のところに大きなホームセンターが何軒もある中で、どうやって生き残っているのか、そっちに興味が湧きます。




さて、合鍵作成は、W124やW126タイプのキーだと、1本5,400円!!
都内チェーン店の倍近いお値段です。

でも、ここで東京なら半額だ、なんて話を持ち出してはいけません。
じゃあ東京行って作ってこいよ、って話しになってしまいます。
うちはうち、他所なんて関係ないよ ってのが、名古屋を中心としたここの文化です。
実際、観光文化交流局が去年行った「都市ブランド・イメージ調査」で、「最も行きたくない街」のトップにランキングされた名古屋ですが、8割のひとが「別に来てもらわなくて結構なんですが・・・」という反応だったとか。

ちょっと世間話して、昔の七夕祭りの様子なんて聞いたり、このお店の歴史とか (創業元治元年(1864年)ですって)、旧いベンツが好きで乗ってるんだ、みたいな話の後に、
「ブランクキー持込みだし、2本まとめてお願いするし、前来たときもまけてくれたよ」
なんてことをニコニコしながら言ってみると、あっさり1本4,000円にしてくれました。

機械で削ったあと、マスターキーを横に置いて、それと見比べながら、機械削りの倍くらいの時間をかけて手で仕上げてくれたので、納得のお値段です。

あとから分かったのですが、W124やW126のキーは、内溝タイプといって、加工が少し面倒なのだそうです。
一般的な合鍵屋さんでの相場は、5,000円以上するようです。


By OZW





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