MB-Netは純正・OEMベンツパーツのパイオニア「スピードジャパン」運営によるメルセデスベンツファンのための非公式ウェブサイトです

M103エンジン アイドリング不調 その1


比較的走行距離の少ない中古エンジン載せ替えて絶好調だったW124 300TEですが、最近アイドリング不安定でときどきストールしてしまうこともあるということで入庫してきました。

載せ替えのときにだいたいのパーツは新品にしているので、もしかするとエンジン本体が原因かもしれません。
だとすると、ちょっと厄介です。




とりあえず、プラグを抜いて確認してみます。
左から順に1番・2番、一番右が6番シリンダーのものです。
2番・3番は綺麗に焼けていましたが、1番・4番・5番はオイルがべっとりです。
オイル下がりですね。
動かしていなかったエンジンを急に回し始めると、この時代のエンジンはかなりの確率でバルブステムシールがダメになるようですね。

ステムシールは要交換なのは確かですが、ただ、この程度のオイル下がりでエンジンストールしてしまうというのもちょっと解せません。




どのみちステムシールは交換するのだから、ということでバラし始めると、ブローバイホースがバンドを外さなくてもスポンと抜けてしまいました。
エンジン載せ替え時に交換しているはずなのに何で?




新品と比べてみると、ホースの内径が随分と違います。
品番違いではありません。
何度も抜き差しして大きくなってしまったのかも知れません。
いずれにしてもストールの原因はこれですね。



By OZW




<-Previous Page        Next Page->

↑ PAGE TOP