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M103エンジン アイドリング不調 その4

 
その3からの続きです。




デューティ計をつないで空燃比を計測します。
集中コネクター(X11)の3番端子にプラス、2番端子にマイナスをつないで、アイドリング時 50%前後を表示すればOKです。
これより数字が大きければ濃すぎですし、小さければ薄すぎです。




インマニ外す前に調整してあったのですが、取り付け後に計ると 60%前後を行ったり来たりしています。
ポテンショメータも含めフューエルデスビは何も触っていないのに、これだけズレるんですね。




フューエルデスビ上の調整ネジを少し回して調整します。
50%を中心に振れ幅も以前より小さくなっています。




ポテンショメータの出力電圧を計測します。




こちらは既定値内でほとんどブレません。
ちなみに、外気温摂氏20度のアイドリング時で、0.57-0.81V が基準です。
(但し、スイスとスエーデン仕様は、0.75V-1.05V となっています。)




さて、調整後に信号の多い一般道、渋滞路、比較的踏めるバイパスを1時間近く一通り試乗してみました。
どの状況でもオーナーさんが一番気にしていた、ときどきブルッと震えて回転が下がるような揺れは見事に解消されていました。
暖気後、Dに入れた時のアイドル回転数も650rpm-700rpmで安定しています。
えちごや基準でも、エンジン本体には手を入れていない個体としては十分合格だそうです。

あとはエンジンハーネスの先のコネクターで割れてしまっているものがあったので、それを交換してようやく納車出来そうです。

このコネクター、国内在庫分を3日前に発注してあるのに今日現在まだ届いていません。
でも、他のメーカーじゃハーネスアッセンブリでもまずないのに、その先のコネクターだけの供給があるなんて、やっぱりベンツって素晴らしい!と思いませんか。



By OZW




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