嫌な予感
都庁に行く用があって久々に新宿に行ってきました。 その他いろいろ野暮用を済ませるとすっかり日も暮れて、そういえば忙しくてその日は昼食抜きだったことを思い出すと急にお腹が空いてきました。 新宿ヒルトンの地下にレストラン街があったことを思い出し、行ってみると夕食時なのに地下街全体が随分閑散としています。 ちょっと嫌な予感がしましたが、とにかくもう空腹だったので、目に付いた活魚料理のお店に。 お客は私以外に2組だけ。 嫌な予感が大きくなっていきます。 通されたテーブル席には水槽があってカワハギとかヒラメなんかが泳いでいます。 見るとガラスの内側の汚れが気になります。 いやいや、それどころか今にも死にそうなカワハギが一匹息も絶え絶えに浮かんでいます。 はい、料理は全く予想通りでした。 刺身はスーパーで買ってきた冷凍ものより劣ります。 今時家庭の主婦でももっと上手に解凍しますって。 お値段はとっても高かったです。 この前テレビ番組でリストラされた人が一念発起してお蕎麦屋さんを開業するまでのドキュメンタリーをやってましたが、なんと全くの素人がたった2週間の修行で開店しちゃうんです。 開店当日こそお客さんは入ってましたが、3ヵ月後に取材に行くと完全に閑古鳥状態です。 当たり前ですよね。 なんか商売舐めてるというか、全然分かってないなあと思います。 あちこちで起業セミナーとか盛況のようですが、実は起業自体は簡単なんですよね。 いかに継続させるか、そっちのほうが遥かに難しくて大変で大事なことなんだけど、起業することばかりにスポットが当てられることが多いように思えてなりません。 これの根っこって、東大に入ることが目的だった受験生の悲哀と同じところにあるような気がするのは私だけでしょか? by OZW |