大人げない
全長4.8kmのテクニカルサーキット「ツインリンクもてぎ」で毎年開催される Idlers12時間耐久レース。 去年はぶっつけ本番での参戦でした。 車は前日仕上がったばかりで、コースも未体験、その日がはじめての走行だったのにコース図すらしっかり頭に入っていない状態で当日を迎えてしまいました。 未知のコースを練習走行もなしにいきなりレースなわけですから、今考えると恐ろしいことをやったものだと思います。 それでも、当日の朝、プロドライバーの武井さんにコース図を使った簡単なレクチャーを受け、とりあえず頭では分かったつもりでした。 ところが、いざ走り出してみると、屈辱的なまでに後ろからビュンビュン抜かれて、カーブ手前では前後左右とも他の車にブロックされてレコードラインの上に乗れることのほうが稀なくらいです。 その上、しばらくすると今自分がコース上のどの辺りを走っているのかさえ分からなくなってしまう始末で、せめてYouTubeの投稿動画だけでも見てくるべきだったと本当に後悔しました。 同じ轍は踏むまいと、今年はプレステのグランツーリスモを借りてきて練習です。 いやあ、今時のゲームは本当よく出来ていますね。 コースなんて完全に本物を再現しています。 ただ、走行に関しては実際とは随分違う点がありますね。 たとえば、ゲーム上では、レブリミットにガンガン入れてもエンジンは壊れない。 クラッシュしてもまた普通に走れちゃう。 カーブにかなり突っ込んでもなかなかスピンしない。 ブレーキもタイヤもタレこないし、予期せぬトラブルは決して起こらない等など。 子供にやらせてみると私より5秒ほど遅い程度ですが、本番レースなら30秒以上は違ってくるはず。 フリー走行だとしても15秒は自分のほうが速いでしょう。 ゲームにせよ何にせよ、子供に「俺に勝とうなんて10年早いぜ!!」と言えるのは気分のいいものです。 by OZW |