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W116 450 SEL 6.9


1975製 W116 450 SEL 6.9 をLorinserが、その時代にドレスアップしていたとしたら、というコンセプトで造ってみた車両だそうです。
売り物ではないのですが、譲ってくれという人が結構コンタクトしているということです。

もともとは 600リムジン用に造られたこの6.9L V8エンジンですが、286馬力、550Nmのトルク、3速オートマで、0 - 100km/h 7.4秒、最高速は 225Km/h ということですから、最新のものと比べるとさすがに見劣りします。
同程度の出力性能を持つ現在のエンジンなら燃費的にはおそらくこの車の倍は走るでしょう。

しかし、異常なまでに高いボディー剛性とハイドロニューマチックのサスペンションは、今でも魔法の絨毯に乗って走っているようと形容されるほどスムースで安定した走行を可能にしています。

現行のS550が、387馬力、530Nm、7速オートマですから、エンジンとミッションだけ載せ換えてくれて、現行車と同じ値段て言われたら、116のほうを買っちゃうかな。

こう考えると、結局ベンツの価値はやはりボディーとシャーシだったんだとあらためて思うわけで、新しい車種に買い換える気にらない原因がはっきりした感じです。


by OZW


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