何でもかんでもハイブリッド
現在開発中とされる 911 Hybrid。 スポーツカーといえども環境に配慮せざるを得ない状況になってきているということでしょうか。 でも、それを言うなら、たとえそれがゼロエミッションと言われるEV(電気自動車)だとしても、タイヤやブレーキ関係など一気に消耗させるサーキット走行なんかエコじゃないわけで、しかも、そもそも車を生産する段階でかなりの量のCO2を排出してしまうわけですから、車でスポーツということ自体がエコの対極だって話になってしまうでしょう。 もっとも、そこまで言うなら、車なんて乗らないのが一番だし、車に趣味性なんて無駄以外の何者でもないということになって味も素っ気もない世の中になってしまいます。 そこでまあ、世の風潮とバランスを取るということで、あるいはそのほうが売れそうだからという理由で、Hybrid積んでみましたということなんでしょうが、私は、スポーツカーにハイブリッドというのには全くばかげていると思うわけです。 今回茂木を走ってみてスポーツカーというのは、先ず第一に軽いこと、次にシャーシ、最後にエンジンだとあらためて再認識したのですが、相当な重量物になるハイブリッドシステムなんか積んだら、もはやスポーツカーとは呼べないでしょう。 一方、こちらは今年9月のFrankfurt Motor Showで発表予定の BMW M1 Concept。 詳細はまだ分かりません。 駆動系統も、ハイブリッドなのか、小排気量高加給ターボなのか、EVなのかも不明です。 ただ、コンセプトとしてはGreen Sports Car というもので、ボディーや内装、エンジンも含めて全ての材質・構造を見直すことで徹底的した軽量化を計ることでエミッションコントロールを計ろうというものです。 こういうアプローチなら、ハイブリッドもアリかもしれません。 by OZW |