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オーバーフェンダーとフェンダーモール


 HPでモニターを募集しているフェンダーモールですが、近日少量ロットですが入荷の予定となりました。
入荷の確認が出来次第、モニターのお客様にご連絡を差し上げますのでもうしばらくお待ちください。

 ところで商品についての質問で多かったのが車検に対するお問い合わせでした。
ネット上で調べるとほとんどが間違った説明がされているので、もう少し詳しく説明してみます。

 まず最初にオーバーフェンダーとフェンダーモールの違いです。

 オーバーフェンダーとは、フェンダーからタイヤがはみ出していた場合を補うもので、車両の一部とみなされます。
ですから、取り付けはボルト留めかボンドで接着が条件となります。
要は簡単に取り外しが出来ては駄目だということです。
この場合、車幅に関しては左右で2cmまででしたら構造変更無しでの取付けが認められています。

 一方、フェンダーモールは両面テープなどで車両に取り付けらる装飾品という扱いです。
装飾品なので、それ自体が危険な突起物などでなければ車検とは関係ありません。
ですから、フェンダーモールが無い状態でタイヤが車両からはみ出していれば、フェンダーモールとは関係なく車検はアウトです。
また、関東運輸局に確認したところ、フェンダーモールに関しては幅の規定はなく、常識的な範囲なら左右2cmを超えても問題ないということでした。
片側で1.5cm(左右で3cm)程度なら問題ないが、2.5cm(左右で5cm)は常識的な範囲ではないでしょうという回答でした。

 なお、AMGに取り付けられていた純正モールは、装飾品として取り扱われていて、実際、これらのAMG車両はモールを外した状態でもタイヤはフェンダーに丁度収まっていたそうです。(上記関東運輸局の担当者談)


 ちなみに量販店などで一般に販売されている両面テープ付けのモールの多くには、「片側が9mmなので車検対応」と記入されていたりしますが、オーバーフェンダーとしては両面テープでの取付けになっているので車検対応にはなりませんし、フェンダーモールとしてなら、左右2cm以内に収める必要もないわけで、ちょっと寝ぼけた説明になっています。


 もっとも、上記のお話はあくまでも厳密な話です。
実際には各陸運局によって対応がマチマチだったりして、両面テープのフェンダーモールでもオーバーフェンダーとして取り扱ってくれたりということも、なくはないようです。

 今回、SJでモニター募集をした商品は片側が15mmですので、ボンドで固定したとしても完全にフェンダーモール、つまり装飾品扱いとなります。
取り付け自体は何も問題ありませんが、タイヤがはみ出しているのを補うためにこれを取り付けても基本的には車検が通るようにはなりませんからね(^^ゞ

モニターのお客様にもう一度、確認をしなくては・・・・



By K



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