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暴走事故

米国でのレクサスの暴走事故ですが、フロアマットがアクセルペダルに挟まって暴走してしまったようですね。

それにしても、運転者は高速警備隊員だったということですから、どうしてエンジン切るとかニュートラルに入れるとか出来なかったのか不思議に思っていたのですが、たまたま修理に出していた自分の車の代車でそのときだけ借りていた車輌だったようです。

実は、私も190でアクセルが戻らなくて暴走してしまった経験が3度もあります。
一度目はサーキットでヘアピンを立ち上がって全開にしたときアクセルリンケージがひっかかってしまったときです。
マニュアル車だったのでクラッチ切ってエンジン止め、惰性でエスケープゾーンに避難したのですが、一体何が起こったのか分からずかなり焦ったことを覚えています。

その後しばらくして雑誌の取材依頼でサーキット走行の写真が必要ということで走っていたら、やはりヘアピンからの立ち上がりで同じ現象が発生。
この時は、ああまたあそこが引っかかったんだと原因が理解出来ていたのと、ヘアピンの立ち上がりなのでスピードもそんなに出ていないということもあって、今クラッチ切ったらオーバーレブしちゃうかなとも思ったのでクラッチはつないだままでブレーキ踏をみながら、そのままピットに戻ってきてエンストさせる形で止めることが出来ました。




190の場合、どうも上の画像の11番が経年劣化で少しガタが出てくると相当程度の横Gがかかった状態でペダルを一気に床まで踏んだときに11番が20番にひっかかることがあるようです。

帰ったらリンケージ類は交換だなと考えつつ帰途に着いたのですが、なんと帰りの高速道路上でまたひっかかってしまったんです。
ペダルの扱いは出来るだけ丁寧にしていたのですが、2度のひっかかりでガタが大きくなってしまっていたのでしょう、5速100Km/h走行時、カーブから上り坂に差し掛かってペダルをゆっくりとしかし床まで踏みこんだらそのままです。
その先は下り坂でブレーキがなかなか効きません。
とはいってもたかだか200馬力の車ですし、ブレーキもSL500のものに換えてあったものですからクラッチつないだままでも止まらないことはありません。
路肩に停車しようか迷ったのですが、ちょうど山間部で見晴らしが悪いところでしたから、路肩の停車は怖かったのでフェードだけ気をつけて、5速固定、70Km/hまで減速、100km/hまで勝手に加速、の繰り返しで何とか次のPAまで走りました。

私の場合は、現象も原因も把握できていた上に2回も経験していたので冷静に対応できましたが、これがはじめて借りて乗った300馬力のオートマ、絶望的にプアなブレーキ(トヨタは全部そう)、エンジンの切り方も特殊(ボタン長押しらしい)、となるとパニックになってしまうのかもしれませんね。



By OZW


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