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リチウムバッテリー


昨日 AGMバッテリーの放充電性能が優れているというお話をしましたが、ドライバッテリーといっても所詮はある意味時代遅れな鉛バッテリーであることに変わりはありません。
携帯やノートPCはもちろんEV用の電池も今や主流は、リチウムイオンバッテリーです。

そんな中でコンベンショナルな普通のガソリンエンジン車用のバッテリーとしてリチウムイオン電池が登場してくるのは、時代の流れなのでしょう。

もっとも、性能的には鉛電池でも十分と思われる普通のガソリンエンジン車にリチウムイオンバッテリーを使う意味は、もちろん電池としての性能というより軽量化がその目的です。

この意味で、これを最初に採用したのはポルシェというのも頷ける話です。
ドライバッテリーと比べても10Kgも軽い6Kgという重量で、スペース的にも非常にコンパクトになっています。
さすがにこちらは、鉛バッテリーとは充電方式が異なりますので、搭載可能車種は限られ、2010年モデル以降の911 GT3, 911 GT 3 RS, Boxsterの3車種のみとなっています。

お値段は、これから新車で購入するひとには、オプションとして1,904ユーロ(今日のレートで 247,000円)、既に購入してしまったひと用にはレトロフィットキット込みで2,499ユーロ(324,000円!!)ということですから、1Kgの軽量化に3万円以上ということですね。

まあでも、スポーツカーとしては、内張り取っちゃったりエアコン外したりというのとは違って、何も犠牲にすることなく10Kg軽量化できるという意味では妥当な金額なのかもしれません。


by OZW



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