目利き
家内の実家は陶器の窯元で数年前まで美濃焼の陶磁器を焼いていました。 その実家のすぐ隣で今も年に数回焼いている酒井甲夫さんが、銀座で個展を開いているというので行ってきました。 酒井さんの作品は、日用品としての芸術というコンセプトで、どれも手に持つとしっくりとしてとても使いやすそうなものばかりです。 値段も数千円からと、無形文化財保持者の作品としては破格といっていいくらいのお手頃なものからあります。 もっとも、やはりそれなりのものは、それなりのお値段はするようで、たとえば写真の茶器はウン十万円だそうです。 さすがに家内は幼い時から陶磁器は見慣れているせいか、値段が書かれていなくても、見ただけでほとんどぴったり言い当てます。 ギャラリーの人にいちいち全部値段を聞かなくてもいいので、なかなか便利ではありました。 同じお茶碗でも10倍以上の値段の違いはどこから来るのか私にはよく分かりませんでしたが、細君からすると明らかに違うものに見えるようです。 By OZW |