著作権
iTune Storeで不正請求?が相次いでいるとか。 IDがハッキングされているようなですが、それがアップル社内から流出しているものなのか(アップルは完全否定していますが)、ユーザー側の何らかの過失によって盗まれたのかはまだ分かっていません。 ただ、IDさえ分かればパスワードは一定の条件下では本人でなくても変更できてしまうというシステム上の欠陥がどうも存在するようです。 息子に大丈夫かと聞くと、タダで手に入るものに最初からお金なんて払わないよ、 友達もみんなそうだし、などと言います。 確かに息子やその友達などを見ていると、CDは買ってきたり借りていたりしますが、 ダウンロードにお金を払っているフシはないようでした。 もしやファイル共有ソフトなどを使っているのかと思い、それは違法なことだと教えてあるはずと問い詰めると、中国や東南アジアの配信サイトを教えてくれました。 そこには何の登録作業もなしに誰でも普通にアクセス出来て、日本だけじゃなく世界中の最新ヒット曲が無料でダウンロードし放題ではありませんか。 CDを万引きしたらお店の人の生活も困るし、警察にだって捕まることもあるわけだし、そもそもドロボウなんてダメに決まってるわけで、ことは非常に単純でした。 ところが、今は大通りにご自由にお取りくださいって最新のCDがずら〜と並べてあって、どれだけ取っていっても無くならないし、自分でアップロードするとかDLしてそれを再販でもしない限り警察沙汰になることもありません。 それにそもそも、たとえば、マレーシアなんかには著作権登録や版権登録納本の制度自体が存在しませんし、ベルヌ条約にも加盟していませんから、そういう国の中で曲をDLして聴いてる分には違法とは言えなかったりします。 それを日本に持ってくるとダメになるという理屈が中学生には理解しがたいようです。 頑張って著作権の基本から説いていったのですが、それならインチキ臭い(とまでは言わないけれどかなりウサン臭い)携帯ダウンロードサイトなんかに、1曲何百円も払うくらいなら、そのうちの何十円かであるはずの著作権料を著作権者に直接支払えばいいじゃん、と反論されて、確かにそうかもと思ってしまったのですが、何だかヤヤコシイ時代になったもんです。 by OZW |