食
家のすぐ前にイタリアンレストランがあります。 私は仕事以外で外食することはあまりないのですが、細君が実家に帰ってしまった時など?に食べに行っていました。 はじめてそこに入ったのは10年近く前になります。 その頃はいつもほとんど満席で週末などは予約しておかないと席がないほど賑わっていたように思います。 それが去年くらいから週末の夜などでもほんの数組しか入ってない様子で経営は大丈夫だろうかと思っていましたら、やはりというか今日を最後に閉店となってしまいました。 シェフが変わって味が落ちたからだという話も耳にしましたが、外食産業全体が難しい時代になっているのでしょうね。 先週ですが、友人がロンドンに出張に来ていて、どこかまともな料理が食べられるところを知らないかとメールが届きました。 随分前ですがイギリスに3週間ほど滞在したことがあって、いくつか地元で有名な料理店には入ったことがあるので、私に情報を求めてきたというわけです。 でも、イギリスにはジャンルにかかわらず日本人の口に合うレストランはありません。それは彼も知っています。 それでも、想像を絶するほど不味いお店の中にあって、せめて普通に不味いレストランはないかということだったので、何軒か紹介しました。 後日、彼からは一応食べられた。ありがとう。と言われたのですが、そんなお店でも週末ということもあってか満席だったそうです。 カソリックな人たちは食はあくまで生きる糧であって、それほど食べ物に美味を求めていないと聞いたことがあります。 食に対する考え方や感じ方(味覚)は地域や文化によって大きく違っていて、またひとそれぞれということなのかもしれません。 そういえば大阪にはおそらく一軒もないでしょうが、東京にはかなり不味い料理屋でもそこそこやっていっていけてるところがあります。 西の人間にとっては東京の七不思議のひとつでもあります。 By OZW |