随分前の話ですが、行きつけの工場にロールスのストレッチリムジンの事故車が入庫していました。
ガードレールを突き破って池に水没し全損扱いになったものでした。
水没といってもそれほど深くまでは浸からなかったようでエンジンミッションはまだ生きていたようです。
起こして中東かどこかに輸出するようなことを言ってました。

新車価格が７２００万円とかで、車両保険からいくら支払われたのかはわかりませんが、相当額の補償はあったようです。
ただ、そのオーナーは当時事業資金に窮していたらしく、保険金目当てに故意に突っ込んだじゃないかともっぱらの噂でした。

この手の詐欺で最近流行っているのは、車両火災だそうです。
命がけでどこかに突っ込む必要もありませんし、突然車が燃え出すことは実際にあることです。
それに燃えてしまえば発火した原因もよく分からなくなりますから好都合なのかも知れません。

Ferrari 458 Italia がこの３ヶ月の間に１０台も焼失しています。
うち６台は事故後に火が出、３台は何の前触れもなく突然燃え出したそうです。
残り１台は車庫火災で一緒に燃えてしまったそうですが、車庫の火事で車が燃えたのか車からの発火で車庫が火事になったのかは不明です。

さてはて、これは昨今の不況を受けての保険金詐欺なのか、Ferrari 458 Italiaに問題があるのか。
Ferrariの調査チームは、すべてのケースで火災原因は別々だったと発表していますが・・・

By OZW