MB-Netは純正・OEMベンツパーツのパイオニア「スピードジャパン」運営によるメルセデスベンツファンのための非公式ウェブサイトです

260E A/Tオーバーホール奮闘記-7


(リア側)

A/Tを無事おろし終え、ようやく本題のA/Tオーバーホールへ。
トルクコンバーターの抜け防止ピン(黒いプラスチック製の部品)を外してコンバーターを切り離します。引っ張れば抜けます。
A/Tのリア側から。ロックナットを外して、リアカバーのスクリューをすべて外し、カバーを外します。
同様にコンバーター奥にオイルポンプを止めているスクリューも全て抜きます。

フロントリア共に、紙製のガスケットを使用していますが、これがえらく引っ付いていて、なかなかスコッと外れてくれません。
リア側はプラハンマーで衝撃を与えながら外し、フロントのオイルポンプ部は、遊んでいるネジ穴が2箇所あるのでそこへロングボルトを付けて引っ張り出しました。



(フロント側)

オイルポンプ部を引き抜く所を見ていた、皆口氏が
「あれ! リバースピストンが残っている! あ〜あ」

私は、この時点では状況が分かりませんでしたが、皆口氏は、はっきりと内部の状況が分かったようです。
どうやら軽症ではないようです。
本来は、オイルポンプ部とリバースピストンはドッキングした状態で抜けてこないといけません。

取り合えず、残ってしまっているリバースピストンを抜き取ってみると・・・



「!!」なんと、スプリングが飛び出してしまい、大変なことになっています。
スプリングの残骸の下には、なにやら割れている金属片があります。

私の場合、バックしなくなってからも、取り合えず直進は大丈夫そうだったので、家から会社までと、会社からその周辺を計70〜80Kmは走っています。
この状態で走っていたので、金属品がA/T内部を走り回った可能性は十分にあります。

各部品の損傷具合と、入念な洗浄が必要とのこと。
とほほ・・・。

ダメージを最小限にするには、動かなくなった時点でそれ以上無理させないとだな〜と、あらためて思いました。






(参考イラスト)
1番がオイルポンプ
175番が飛び出したスプリングで全部で24個あります。


By もっくん




<-Previous Page        Next Page->

↑ PAGE TOP