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260E A/Tオーバーホール奮闘記-10


ディスクサポートK1、K2が、加工屋さんから上がってきました!
画像下側にあるのは、ディスクサポートK2後方につくフランジです。
持ち帰って、自宅で磨いておりました。

このK1、K2 の内側底部は、アルミ素材が使われている部分があります。
そこをピカールで磨いておくといいぞ! ってことで入念に磨きます!




ディスクサポートK1,K2の、内側底部は、破損したリテーナーとの接触部分です。(矢印部分)
幸いひどい傷にはなっていませんでしたが、浅いすじ傷がたくさんついていたので、そこもピカールでひたすら磨く!
これらの画像はそれぞれ磨きが終わった後のものです。
持ち帰ってすぐに磨きに入り、あまりにも夢中で磨いていたので、磨く前の画像を取り忘れていたことに気付いたのは、磨き終わった後でした・・・。

皆口氏に、検品してもらうと「う〜ん、まあいいでしょう!」と取り合えず合格のようでした。
自分的には完璧合格と思っていたので、ちょっと心外です。
そこにちょうど常連さんがやって来て、「お〜! やっているね! ピカールでの磨きだね! つめのすじは見えるかい?」と言われました。
「つめのすじ??」 
なんだろうと思いたずねてみると、磨いたところに、垂直に指をたてて、磨いたところは、つめのすじまでくっきり写っているか?ってことだったようです・・・。
それって超鏡面仕上げじゃないっすか!
かなり時間を費やしたし、単純作業だからかなり疲労したのになぁ〜。自分では満足していたけど、まだまだ甘かったようです・・・。

ちなみに、えちごやさんのデモカーは、つめのすじまで見えるくらい磨いてあるそうです。
ただ、物によっては、バレル研磨に出す物もあるそうですが、部品一個体全部を磨いてしまうとまずい部品もあるのでそこは知識が必要となるところです。
たとえば、ディスクサポートK1、K2の外周部(今回削ってもらったところ)は、鏡面仕上げはNGです。
ブレーキバンドで回転を抑制するところなので鏡面だとすべりが出てしまうからですね!

今回K1,K2は加工に出したわけですが、もちろんブレーキローターのように、ZIMMERMANN製など、信頼のおけるOEMで安価に入手できる物なら、加工より新品にした方が良いと思います。
ですが、こういうパーツにOEM製品はありません。
おまけにこのディスクサポートK1の純正定価は¥102,400−!! 
部品が使いもにならない状態なら仕方ありませんが、そうでなければ悩むまでもありませんよね。

さて、プラネタリーキャリアーも、清掃磨きをして、いよいよ組み立てに作業に入れそうです。


By もっくん



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