MESHサポート
MESHサポートというのをご存知でしょうか? MESHサポートとは、沖縄県名護市の北部地区医師会病院内に事務局をおく、民間救急ヘリコプターの運航支援を行っている特定非営利活動法人(NPO法人)です。 沖縄県北部や離島などの過疎化地域は医療格差は大きく、特にお年寄りが多く住む離島で命に関わる重症患者が出た場合、早い段階での救急ヘリの要請がその後の救命率を大きく左右するそうです。 また、北部地域には三次救急対応病院はないので重症患者に対する救急対応ができないため、仮に救急車で中部の病院まで急患を運ぶと片道120分〜140分の搬送時間を要すことから、今後ますます救急ヘリ運用の必要性が問われています。 現在厚生労働省の補助事業として行なっているドクターヘリ事業では、その運航費用を国と自治体が折半することになっていますが、年間2億円近い運航費用を財政的に厳しい沖縄の地方自治体では到底予算を組むことができないため、MESHサポートでは県民の人々からの募金や企業などから財政的支援を受けて、何とか運航しているのが現状です。 今まで何度も財政難で活動停止に陥ってはその度に議会で存続を求める意見書が可決され、去年は名護市で在日米軍再編への協力度合いに応じて地方自治体に交付される米軍再編交付金を財源に充てることで資金を確保してきました。 県内のコンビニでMESHサポートの募金箱を見るたびに、救急ヘリという社会のインフラを今後も県民の立場で支えていかなくてはいけないなぁ、と考えてしまいます。 あ、もちろん募金は忘れずにしていますよ^^ By 石川 |