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260E A/Tオーバーホール奮闘記-13

前回の(ブッシング)金属製のカラーから樹脂製のものに変更になっている部分のEPC記載の件ですが、やはりEPCのミスプリントのようです。
ミッションは、W124では、大きく分けて、722.3 722.4 722.5 と呼ばれる3種類ミッション形式のものがあります。
722.5 は、機械式5速オートマです。722.3 と、722.4 は、機械式4速オートマですが、722.4 のオートマは、3リッター以下の排気量の車種に搭載され、722.3よりもオートマが小ぶりとなります。
前回のバンドサーボ部の、シールリングとブッシングは、3種共通となっていますが、722.3 ミッションEPCでは訂正がしてあるようです。



この図は、前回も掲載していますが、260EでのEPC画像です。
25番がブッシングで、123-277-0150 から品番変更して、126-277-0850 となっています。
30番は、オイルシールです。組み込む順番、形状もイラストどおりです。
但し、25番は、A/Tシールキットに含まれるマークが付いていますが、実際は含まれていません。逆に30番のオイルシールは含まれています。
付属マークがテレコになっていたのです。



これを訂正したのが、この図となるようです。722.3用のイラストです。
イラストに変更はありません。しかし、184番と185番の部品番号を検索すると、184番が、126-277-0820、185番が、006-997-7347 ! と、なっています。
まあ確かにこれなら、品番検索する際には、006-997-7347 が、シールキットの付属品と判断することはできますが、イラストからだと、組み込み順と、形状が逆になってしまいます。
EPCは、整備解説書ではない! 部品検索ソフトだからこれでいいのでしょうが、イラストの付属マークを移動するのは難しかったのでしょうか?

このように、EPCでは、他社種でもたまにこのようなケースがあります。
実際は装着されているのに、EPCでは、検索できないこともありました。
昔と比べると、部品の検索は飛躍的に向上しました。ある程度は、初心者の人でも検索できると思いますが、こういったことが分かるようになるには、やはり経験を積むしかないのでしょうね・・・。
我々も、部品検索、お見積もりには万全を期していますが、肝心の検索ソフトにミスがある場合は、なんともならないのが現状です。そういうこともあるのだな〜と思って頂けると幸いです。



ちなみに、前回新しく交換した部品です。
変更前の金属製のカラー(ブッシング)には、2個所が欠けていました。画像ではちょっと分かりにくいですが、内側上部と、その反対側(5時の方向)です。



ついでに、樹脂製のヘリカルギアも載せちゃいます!



By もっくん



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