リンスピード
スイスのカスタムショップで「リンスピード」という面白いメーカーがあります。 2007年の東京オートサロンでは、先代のメルセデス・ベンツAクラスをベースにしたオープン4シーターで、ボタンひとつで全長が変化し、4人がゆったり座れる状態からスマート級の2シーターまで自由自在に伸縮する車が展示されていたのを覚えているひとも多いのではないでしょうか。 その後はジュネーブショーで水陸両用車の「スプラッシュ」という車が話題を集めてました。 このリンスピード、昨日から始まった今年のジュネーブショーでは、こんなEVビーチバギーを出展しています。 このデザイン、玩具みたいですが、かなりイケてると思いません? ロールバーやシートのジェームス・リジィ氏のイラストがたまりません。 ちなみに、リジィ氏、IOCの公式デザイナーでもあるんですが、長野オリンピックのデザインを手がけてからは、日本でも人気が出て、デパートなどで展示即売会もよくやってます。 エクステリアにはサーモンからイエローまで光線の加減で変化するボディカラーを採用したりしてポップ感を出してます。 ソフトトップは取り外すとビーチブランケットとして機能しますし、同様にリアシートも外すとビーチチェアとして使えるところが素敵です。 一方、フロントグリルは液晶スクリーンになっていて、HTC製のタブレットPCとつないで文字や画像を流せるという、単なるノスタルジーに終わらない、現代的なコンセプトカーに仕上がっています。 54kWの電気モーターで前輪を駆動、最高速度120km/h、最大航続距離105kmだそうです。 By OZW |