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ガイガーカウンター

世界的に品薄状態で、定価の数倍で取引されているガイガーカウンターですが、さすがに海外のeBayなどでは少し値段もこなれてきたようです。

運動会シーズンになり、娘の通う小学校の校庭の放射線量も気になるので手ごろな価格の物をeBayで入札してみました。

ロシア計測機器の老舗SOEKS社の放射線測定器 2011年モデル
RADEX-1503より高性能
という謳い文句に惹かれて、RADEX-1503がどんな機種なのか知らないけど199ドルで入れてみたら落札出来ちゃいました。

出品地はギリシャで、EMSで送ってもらって送料50ドルも取られちゃいましたが、落札日から6日後の昨日には届いたので良しとしましょう。

測定可能空間放射線量は、0.03〜100 μSv/h ということでInspector+ のような高級機種?のように0.01レベルの正確さは期待できませんが、研究室で使うわけではないのでこの程度のレベルでも日常の計測なら十分じゃないでしょうか。




早速、部屋の中の線量を計測。
0.03μSv/hなら平常時と変わらないので一安心です。

外に出て歩道脇の植え込み、公園のベンチやアスファルトの上などを測ってみると最大で0.28μSv/hてところもありましたが、この程度なら気にする程ではないでしょう。




大きな線量だとどうなるのかと思って、ランタンに使うマントル(セリウムとトリウムが含まれる)を買ってきて計測してみると




ちゃんと反応します。

ただ、表示される数値は、0.03 -> 0.06 -> 0.09 -> 0.12 と0.03刻み、それ以降は 0.01毎の表示です。
内部のガイガー・ミューラ管はかなり小さく、多分今回の事故前なら100ドル以下の値付けになった思われる廉価版でしょうから仕方ありませんね。

それでも、GM管が小さい分、高い線量は短い時間で結果を表示するのに対して、少ない線量は2分近くかけて計測し平均値を表示させるようにして誤差を少なくする設計になっています。
ソフト的にはよくできていてハード部分の貧弱さを上手くカバーしていると思います。





知人から借りてきた Inspector+ と並べて計測してみました。
Inspector+ の数字が数秒ごとに動いてしまうのでズレているように見えますが、1分間くらいの平均値だと、思いのほか計測値の差は少ない感じでした。

今日は夕方から雨が降ったせいか昨日の2倍から3倍の数字が出ました。
まだ東京も安心できない状況なのかもしれません。


By OZW




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