986ボクスター 2
前回ご紹介したボクスターですが、早速不具合発生です。 運転席側のウィンドウを上げ下げすると、レギュレーターから異音が出るようになりました。 異音だけでしたらしばらく様子を見るところでしたが、間もなく動作まで怪しくなってきました。 梅雨時ですしこのままにしておいて閉まらなくなっても困るので、早速ばらして不良パーツの調査です。 モーターはレギュレーターから外してスイッチで動かしてみると異音も無く正常に動きました。問題なさそうです。 一方レギュレーターはというと動作に妙に抵抗があります。 ワイヤーもたるんでいる。。 覗き込んでみますとプーリーからワイヤーが脱落していました。 ワイヤーは伸びてプーリーのシャフトに食い込んでいます。 これが原因でした。しかしこれでよく動いてたなぁ。 ということで 早速レギュレーターを交換することにします。 調べてみるとボクスターのレギュレーターは純正のみでOEM設定はないのですが、アメリカには安価な社外パーツがあるようです。 純正定価は高価(¥36.000!)ですから、お客様に販売できそうな物かどうか一度取り寄せてこの車両でテストをしてみたいと思います。 ボクスターと996のレギュレーターの品番は共通でして、故障が多いのかお問い合わせをよくいただきますね。 このボクスターも残念なことに故障してしまったようです。 ボクスターや996は窓枠が無いサッシュレスドアです。 ドア開閉に連動してウィンドウを若干上げ下げします。 これによりガラスとシールの密着を高めたり開閉時の衝撃からレギュレーターの保護をしていると思います。 レギュレーターの動きが渋くなるとガラスが直接シールに当るようになり余計に壊れるのだと思います。 この機能があるためレギュレーターの動作回数、とくに運転席側の負担は多いです。 自分で操作しなくても一回乗り降りすれば、計4回は上げ下げしていることになりますね。 そしてボクスターの場合はソフトトップを開ける際にも自動的にウィンドウを下げます。 これだけ酷使してたら、、まぁ壊れますよね。 というわけで社長。僕が壊したんじゃないですよ(笑 次回につづく。 By 藤堂 |