サーブといえばＢＭＷと同じく前身は航空メーカーで、独特のスタイリングで存在感のある車を作っていました。
同じスウェーデンのボルボとともに、ベンツやＢＭＷのようなドイツ車はみんなが乗るから嫌・・という人には人気の車でした。
鍵はハンドブレーキのところにさして回すというスタイル（ぶつかった時に鍵が体に刺さらないようにという配慮らしい。）はサーブならではのこだわりでした。

アメリカのＧＭ傘下に入っていましたが、業績悪化で2009年に経営破綻。
その後オランダの自動車メーカー「スパイカー・カーズ」に買収されました。
しかし、その後も業績は上がらず、今年4月から生産停止、従業員の給料支払いも滞っていたようです。
そして、7日、スウェーデンの裁判所に「サーブ」社の会社更生の手続きを申請したというニュースが流れました。

今後は、資本提携に合意した中国企業から出資を待つとしていますが、交渉は難航しているそうです。
最悪、今度こそ消えてしまうかもしれませんね。

By OZW