996/986のイグニッションスイッチ
前期型の996と986に使用されているキーシリンダーの奥にあるイグニッションスイッチですが よく壊れる部品のようで以前からよくお問い合わせをいただく部品でした。 このところは特に頻繁にご注文をいただいておりますので 壊れる時期が集中している感じもします。 キーをひねった時の感覚がいつもと違うなと思ったら前兆です。 カチっとではなくてぐにゃりになったら要注意。 ひどいとエンジンかからなくorとめられなくなる場合もありますので 未交換の場合は早めの交換をおすすめいたします。 とか偉そうな事書いてますが 実はSJの986は未交換だったりします(笑 出先でお不動さんになる前に暇見つけて交換したいと思います。 さて、そんなイグニッションスイッチですが 品番が多数ありましてしかもどれも似通った番号なので とてもややこしく結局どれがいいの?とご質問をいただきます。 イグニッションスイッチの品番をまとめると 4A0-905-849→すでに廃盤 供給無し 4A0-905-849B→03年までの車両 PORSCHEではすでに廃盤 VW.AUDIでは現行品番 4A0-905-849C→VW.AUDI品番 PORSCHEでは採用無し 4A0-905-849Bからの変更品 4A0-905-849→04年からの車両 基本的に問題無しの品番 上記3種と互換性無し となってます。 実にややこしいですね。 〜849Bはポルシェではすでに廃盤となっており ステアリングロックASSY(996-347-017-07)¥22.155-での対応となっています。 というわけで巷ではVWからの供給の物が活躍しているわけですね。 そして849Cは849Bの品番変更品ですので 新しい物=対策品?ということでお問い合わせで人気がありますが 実は微妙に形状が異なります。 特にセンター溝の大きさが異なりますので 両者は完全に互換性があるとはいえないような感じです。 実際に849B装着の車両には849Cは取り付けできなかったとの情報もありますので PORSCHEに装着ということではあまりおすすめできません。 4A0-905-849は04年からの車両の品番でほとんど壊れることの無いものですが 04年の車両でも4A0-905-849Bが装着されていることがありました。 年度の境目の車両は前倒しや余っているパーツをつかうことが多々ありますね。 念のため現品の番号をご確認いただくことをおすすめいたします。 私個人としては 4A0-905-849は廃盤にしたのだから確実に問題があった。 4A0-905-849Bに品番変更したが車両組み込みの物は849同様に壊れる物だった。 現在部品として供給されている4A0-905-849Bは品番は変更ないが 耐久性向上などの対策がされている。 と考えています。 イグニッションスイッチ4A0-905-849Bはこちらでお求めいただけます。 By 藤堂 |