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980円のアイロン


家電の中でも、アイロンは原始的な構造の機械で、スチームなどの構造をのぞけば、ヘタをすると19世紀から基本構造が変わっていないのではないでしょうか。

だから、あまり壊れることもなく10年、20年使い続けているご家庭も少なくないかもしれません。

我が家も15年以上前に買った当時としてはかなり高価な、したがって結構重い東芝製のアイロンをつい先日まで使っていました。

何処かが断線したのでしょう、スイッチが入らなくなってしまったので買い替えようと家電量販店へ行くと、980円のセール品がうず高く積まれていました。

すると細君は「これで十分」と言い出します。
1万円以上のものはどれも重く、立派過ぎる台座も付属していて、毎日ちょちょっとアイロン掛けしようと思うと、かえって不便なんだとか。

車に例えれば、確かに子供の送り迎えや近所での買い物などにマイバッハとか運転してたら邪魔くさいから、軽で十分というのも分からなくもありません。
でも、売価980円ってことは、工場出荷額は300円くらいかと思います。
何年か前に28万円で発売されたTATA自動車のNano並の価格設定じゃないでしょうか。
そういえば、Nanoは発売当初、原因不明の自然発火で燃えてしまうというトラブルが続きましたが、こっちは大丈夫なんかしらん?


By OZW



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