300SEL 6.3
先日、知人から W109 300SEL 6.3 のパーツの問い合わせがありました。 68年春登場のこの車は、300SELのボディに600用の6.3リッターV8ユニットを搭載し、 最高速220km/h、0-100km/h加速6.5秒という今でも十分速い大型サルーンです。 車高自動調整式エアサスペンション、パワーステアリング、エアコンなども標準装備。ブレーキは全輪ベンチレーテッドディスクと当時の最先端を行く車でした。 さすがに40年以上も前の生産になるので、パーツは生産終了のものが多いのですが、まだ新品で取れるパーツもそこそこあるようです。 とはいっても、この時代の車はパーツリストでの部品適合の判断が出来ないものも多く、しかも必ずしもオリジナルのままでここまで来ているものばかりではないので厄介です。 送った部品が現物とまるで違っているとクレームを受けることもあるのですが、合わない理由が本来の部品ではなく別の車種ものに交換されてしまっていたから、なんてこともよくあります。 内装パーツに関しては新品のストックはほぼ全滅なので、補修して再使用するかワンオフで作るしかありません。 そんなこんなで、いろいろと部品屋泣かせの車なんですが、いつか所有したいと思っている車の一台ではあります。 By OZW |