ガイドチューブ
オープンカーのルーフの開閉にトラブルは付きものです。 閉じているのに雨が多少漏れたりというくらいならまだ可愛いものですが、開閉自体が出来なくなるんてことがあります。 開けられないというならまだしも、出先で閉じられないとなると車から離れることも出来ませんし、そこで雨でも降ってこうよものなら泣きっ面に蜂状態です。 実は、個人的にも986ボクスターとR230 SLで実際に経験したことがあります。 ボクスターでは、幌を開閉する左右ワイヤーの動きに誤差が生じ、開閉が斜めになって壊れてしまうというトラブルでした。 ワイヤーが対策品になってからはこのトラブルはほぼ解消しています。 ワイヤーの値段は2万円程度でしたが、シャフトが折れてしまって修理に10万円近くかかりました。 R230 SLのほうもやはりワイヤー関係でトランク内のフラップが所定位置に収まらず、センサーが感知しないのでルーフの開閉を許してくれなくなるという定番のトラブルでした。 こちらも、ドライブユニットが対策品になって(2308201842 -> 2308201942)大丈夫にはなったのですが、このドライブアッセンブリーの値段は12万円もします。 でも、よく調べてみると対策品になって大きく変わったのはワイヤーのガイドチューブだけなんですね。 しかも、今ではこのガイドチューブ単体で部品が出るようになっています。 パーツナンバー、230-750-0111 です。 値段も左右セットで1万円もしません。 右側が対策品ですが、中のチューブの形状は変わりありませんね。 でも、下の対策品の外側はかなり補強されています。 どうやら対策前のガイドチューブは曲がりやすくて、それでフラップを完全に引っ張れない状態になってしまうようです。 不具合が出る前なら、このガイドチューブだけの交換で済みそうですが、出てしまってからではアッセンブリー交換しないとだめなケースが多いようです。 いずれにしても早めに手を打っておけば、一桁安い値段で済んだのですが、後悔先に立たずです。 |