草市
土日はもんじゃで有名な月島で年に一度の「草市」でした。 去年は震災やら犯罪がらみの影響などで中止になったため、2年ぶりの開催ということもあって大賑わいでした。 そもそも草市って何なのかと思って、中央区の観光協会の説明を見てみたら、 「月島西仲通り商店街、500mの通り全部に屋台が並ぶ。 下町情緒豊かなお盆の道具(麻幹、真菰莚、溝はぎ、など)を売る店が出るが、 今では、縁日の露店が多い。 都内では貴重な季節市。 」 てことで、もともとはお盆の道具を売る市だったのですね。 ちなみに、 麻幹(おがら)は、皮をはぎ取った麻の茎のことで、お盆の迎え火・送り火に焚いたり、供え物に添える箸にしたり、地域によってはナスとキュウリにこの麻幹を4本差して牛と馬に見立てたりします。 真菰莚(まこもむしろ)は、仏壇の外に精霊棚をつくる際、下に敷く白い布のことです。 溝はぎ(みそはぎ)は、別名盆花、精霊花、仏様花とも呼ばれるお盆を代表する花ですね。 季節になると地方のホームセンターなどではまだ置いてたりするところもあるようですが、出店で売るようなところはどんどん少なくなっています。 実際、ここの草市でも金魚すくいや食べ物の出店ばかりで、こういうのは見かけませんでした。 By OZW |