中国上海に赴任中の友人が久しぶりに帰国したので会っていろいろ話をしてきました。
この前の反日デモのときはどうだった？と訊くと、彼の居住区は上海の中でも浦東(プートン)という外国人が多く住む地域で、暴動などは全くなかったそうです。
騒がしかったのは上海の中でもごく一部の場所だけだったようです。

中国は一時期ほどの超バブル状態ではないものの日本と比べたらまだまだバブル状態が続いているようです。
中国進出した日本企業が人件費の高騰でベトナムやタイにシフトしつつあるとか言われていますが、中国企業自体がそういうところにアウトソーシングを始めてコスト圧縮しているので、結局中国での製造コストはやはりまだ圧倒的に安いのだそうです。
ただ、ただでさえクオリティ管理が大変な中国工場なのに、そこからまた別の国の工場に丸投げされて出来上がってきた製品だと、もう目も当てられないくらいの代物になってくることがむしろ普通なんだとか。

大企業が自社工場で自社製品を作っているだけならまだいいのでしょうが、生産委託で作らせる場合には知らないうちに他の国の工場に振られてしまうこともあるので、以前よりクオリティ管理が難しくなっていると嘆いていました。

車のコピー商品のクオリティがこのところ更に酷くなっているようですが、こんな事情があるのかもしれませんね。

By OZW